タイミングダイエット(タイミングダイエットの効果と方法)

　■主食調整とタイミング体操で１週間に１キロ減
　　体重を毎朝測ってみると、約１週間の間に１キロくらいの幅で増減します。
　　タイミングダイエットはこの体のリズムに合わせて１サイクルで１キロ減をめざします。
　　まず、体重が最も少なくなっている日に炭水化物（ご飯・パン・麺類など）を２食続けては
　　摂らないようにします。
　　１日３食なら、例えば朝と夜にトーストや白いごはんを抜きます。
　　これが「主食調整」です。
　　炭水化物は体のエネルギー源となりますから、主食調整によって外からの
　　エネルギー補給を抑制することで、体は必然的に体内に蓄えられている余分な脂肪を
　　代わりのエネルギー源として燃焼するようになります。
　　
　　また主食を抜く代わりに、タンパク質（肉・魚）や野菜・海草などのおかずをバランスよく
　　多めに摂ります。
　　これにより体が活性化して新陳代謝が促進され、上手くいけば翌日には体重が１キロ
　　減っているはずです。
　　これが体の中に残ったエネルギーを使いきった証拠となります。
　
　　しかし１キロ減ったとは言っても、主食調整だけでは皮下脂肪は減っていないので、
　　やせたということにはなりません。
　　脂肪が燃焼する準備が整ったということです。
　　そこで主食調整によって１キロ減った日の食事前の空腹時に、とどめの「タイミング体操」
　　をします。　
　　ここで体に刺激が加えられることによって脂肪の燃焼が促進され、エネルギーへと変化して
　　完全に消費されます。
　　その結果、主食調整によって減った１キロは確実なものとなり、初めてやせたということに
　　なります。
　　（これはあくまでも一般的なケースです。その時々の体調や環境、お酒を飲む人や
　　甘いものが好きな人、出産前後や生理が止まっている人など、それぞれに合わせた
　　やり方があります。）

　　タイミングダイエットでは、このように週１回の「主食調整」と「タイミング体操」だけ。
　　あとは普段通りに食べればいいのです。
　　タイミングダイエットは自分の都合やペースで実行できる自分流ダイエットです。
　

　■美しくやせるには普通に食べなければダメ
　　タイミングダイエットの基本は、栄養を摂って体の機能を活性化し、余分なエネルギーを
　　燃やしてやせることです。
　　特に食べてはいけないというものや、食べる量を減らすことはありません。
　　だからといって、毎日規則的に、カロリー計算をしたバランスのよい食事を摂りなさいと
　　いうこともありません。

　　そのあたりは実にアバウトで、食べ過ぎがあったり、食事抜きがあったり、バランスなどは
　　数日単位でとればよいと考えますから、好きなものを好きなように食べることができます。
　　タイミングダイエットを実行している時も、していない時も、生活を変える必要がありません。

　■やせ方を知っているから体重が増えても大丈夫
　　「好きなものを好きなように食べられると言われても、やっぱり食べたら太るのでは？」
　　リバウンドを繰り返した人ほど、この不安から逃れられないようです。
　　その不安が体の活性化を妨げ、やせる邪魔をします。
　　タイミングダイエットをマスターした人は減らす方法をわかっているため、
　　体重計にのったとき、１キロ、２キロ増えていても心配しません。

　■自分のリズムに合わせる、それがタイミングダイエット
　　タイミングダイエットは、人によって合うとか合わないという方法ではありません。
　　自分の体のリズムに合わせて自由に行うので、どんなタイプの方でも大丈夫なんです。

　　生理が止まっているとか、不順の方は不順なりに合わせること。
　　生理が止まっているなら、先ず自力で開始させてから。
　　出産後の人は授乳が終わって自分のリズムに戻ってから。
　　疲れて体重が増えているときは休息も大切な条件として、体重が元に戻ってから改めて
　　スタートというように、何か問題があったり体調の悪いときは優先順位を考えることです。
　　それが健康管理の基本です。

　　ダイエット中だって食べ過ぎてもいいんです。
　　楽しく食べるほうが栄養にもなり、エネルギーも燃えやすくなりますから、ずーっと
　　価値のあることなんです。
　　タイミングダイエットは、実践方法の説明上、マニュアル化していますが、一人一人
　　違うのはもちろんのこと、毎月同じパターン、マニュアル通りということはありえません。
　　タイミングダイエットの目標は一生の体重コントロール、心と体の健康です。
　　あなた自身のタイミングダイエットを目指して、気負わず楽しくスタートしてください。

　
　■タイミングダイエットの方法

　　スタートは、生理が終わった最初の週末
　　女性が最もダイエットに適している(やせやすい)のは、生理が終わってから
　　排卵日までの約２週間。
　　この時期は黄体期（生理前）にため込んだ水分を月経期（生理中）に排出するため、
　　体重が減りやすい(ダイエット効果があがりやすい)。

　　金曜日までは普通の食生活。土曜日は主食調整
　　土曜日だけ朝食と夕食の炭水化物、ごはん、パン、パスタを減らす。
　　そして、ごはん類の代わりに、野菜やたんぱく質、海草類をたくさんとる。
　　十分な栄養を摂取することで、空腹感は減少。
　　炭水化物が消費されないまま体内に残ることがないため、体重が落ちやすくなる。

　　日曜日、体重が落ちていたら10分間のタイミング体操で筋肉刺激
　　タイミング体操は筋肉に刺激を与え、新陳代謝を活発にするもの。
　　空腹の状態で行うのがポイント。
　　すでについている古い脂肪がエネルギーとして使われる。